もくじ
Wantedlyを上手に使えばいい人材を採用できる?
採用コストパフォーマンスが最強と巷で噂のwantedly。 月3.5万でいい人材が採用できると聞いたら、試さない手はない。 「月3.5万で欲しい人材が採用できるなら苦労しないよ」 「最大課金しないとエントリーなんて来ないんじゃないの」 そう思っているあなたに言いたい。 Wantedlyは上手に活用すれば、欲しい人材が手に入る採用媒体となるのです!
今回は、「Wantedlyに登録したはいいもののイマイチ使い方がわからない」「コスパよく欲しい人材を採用したい」という悩める採用担当のみなさんに、50%もの社員の採用に成功したWantedlyの使い方を伝授しましょう。
Wantedlyの特徴を理解しよう
Wantedlyを一言で表すと「ビジョン共感の仲間探し」。 Wantedlyの企業ページに、給与や労働条件などを書く欄は一切用意されていません。 「中途採用でそんなのってありかよ」って思いますが、これがWantedlyの最大の特徴であり、いいところなのです。 というのも、Wantedlyのミッションが起因しています。
Wantedlyはシゴトでココロオドルひとをふやすために、働くすべての人が共感を通じて「であい/Discover」「つながり/Connect」「つながりを深める/Engage」ためのビジネスSNSを提供しています。
「シゴトでココロオドルひとをふやす」ために、Wantedlyにおいては、《ビジョンに共感》が最も重要な判断基準となっています。
もちろん、Wantedlyユーザーが期待するところも、ビジョンやミッションにどれだけ共感できるか。
Wantedlyユーザーたちは、目指す世界が同じ企業で「ココロオドラせながら」仕事をしたいと思っているわけです。
Wantedlyでの採用メリット
「共感採用」を謳っているWantedlyを使う人は、仕事にそれぞれの「やりがい」を求めています。
成長できる環境や、一緒に働く人の雰囲気など、お金では解決できない価値を求めているのです。
Wantedlyユーザーは、企業ページの大事にしている価値観、ビジョンやミッションを見ています。
社長や社員のインタビューをみてエントリーする人もいるでしょう。
企業のビジョンや風土に魅せられてやってくるため、会社の雰囲気とマッチしている確率が高いです。
つまりは、パッとみて会社に合わなそうな人と面談する必要がなくなるということです。
これは、採用側の負担もだいぶ減るのではないでしょうか。
他採用媒体とはどう違う?
Wantedlyと他採用媒体のもっとも大きな違いは、企業の人に会うまでのハードル。
Wantedlyは、どの採用媒体よりも「気軽に会える」のが魅力のひとつです。
募集ページにあるのは、「エントリー」ボタンではなく「話を聞きに行きたい」ボタン。候補者は、働いたいかどうかはさておき、ちょっと気になるくらいの心持ちで企業の人と会うことができるのです。
逆にいうと、企業側は、ふらっとやってきた候補者をどれだけ引き込めるか。
力の見せどころですね。
Wantedlyの使い方【基礎編】
Wantedlyは、ただ闇雲に募集を出していればエントリーが来るというわけではありません。
重要なのは「数」ではなく「質」なのです。
それでは、Wantedlyで欲しい人材を採用するための使い方を説明しましょう。
一番大事なのは熱い想い(ミッションを決める)
Wantedlyユーザーが求めているのは、「ココロオドルシゴト」。
ユーザーのココロオドルポイントを突いて、「共感」を得ることが、会社へのエントリーに繋がるのです。
そのために重要になってくるのが、会社の根幹である「ビジョン」と「ミッション」。
婚活をするときに、相手の将来性や家族観を見るように、就活においても、《会社の将来目指すところ》《大切にしている価値観》はじっくりとみられます。
会社に対する熱い想いを綴ることで、ユーザーのココロオドルポイントと共鳴することができるのです。
【ココロオドル共感ポイント】
・企業の最も大事にしている価値観は何か(企業理念)
・何を成し遂げたいのか(ビジョン・ミッション)
・働く上で大切な価値観は何か(社風)
・なぜやっているのか(想い) etc,,,
Wantedlyユーザーがココロオドルためには、野心的なミッションが必要です。
”仕事を通じてどんな世界を創りたいか”、”社会にどういう貢献をしていきたいか”といった大きな夢を語り、同じ世界に生きる仲間を集めるのです。
メンバー登録で社員を巻き込む
Wantedlyの企業ページに登録する社員は、多ければ多いほどよいです。
というのも、社員紹介が充実しているということは、一緒に働く人がわかるようになっているということだから。
どんな人が、どんな想いを持って働いているのか。
社風や熱量が伝わり、共感を得ることができます。
社員プロフィールには、「こんな人と働けるんだ」と思わせるようなワクワクする自己紹介文を書くのがよいです。
募集には4名のプロフィールが表示されるので、経営陣などの社内で影響力のある人、募集職種の現場最前線で働く人のプロフィールは、念入りに作成したいですね。
投稿スケジュールを決める
Wantedlyでは継続して投稿することが、ポイントです。
投稿が増えれば、Wantedlyユーザーが会社についてより深く知ることができ、共感を得やすくなります。
とはいえ、細かな修正や投稿するものが多く、「うっかり違う職種の募集投稿するの忘れてた」なんてことも。
Wantedlyを使うにあたっては、スケジュールを立てて、計画的に投稿しましょう。
スケジューリングのポイントは3点。
①いつ投稿するのか
②何を投稿するのか
③そのための準備はいつまでに必要か
投稿の目安としては、下記です。
・フィードは月に最低1回
・募集は週に最低1回
募集タイトルは最重要
募集を出す上で、タイトルは最も重要な項目です。
ビジネスSNSであるウォンテッドリーは、募集もタイムラインに表示されるため、流れやすくなってしまいます。
募集をクリックされないことには、どんなにいいビジョンを持っていてもページを見てもらえません。
候補者の興味を引くために、一目見てわかりやすいタイトルをつけましょう。
タイトル付けのポイントは
・定量的に書く
例)1000万円資金調達に成功!
・ターゲットを絞る
例)女性幹部候補募集!
ターゲットの絞った募集を、毎週週替わりで出すことによって、多くのターゲットを網羅することができます。
ここで、注意しなければならないのは、クオリティーガイドラインです。
共感採用を進めているウォンテッドリーには、いくつかのルールがあります。
クオリティーガイドラインが守られていないと、掲載中止や表示順位が下げられます。
タイトルの注意点
- 文字数は37文字までです。
- <>や《》といったカッコや記号等で文字を括る表現は禁止します。
- 限定要素が含まれる表現(年齢 / 性別 / 人数 / ◯◯限定など)は掲載できません。 *2
*2 歓迎スキル、あると望ましい経験などの記載は問題ございません。 - 未経験、副業、時短、急募、リモート、限定、応募資格、 など、条件を切り取った文言は掲載制限ワードです。
- No.1、業界初 といった優位性を示す表現を使用する場合は、出典元を明記し不当表示に当たらない範囲で掲載してください。
- 職種のみのタイトルは制限の対象となります。
NGタイトル例
・時給1000円の動画制作募集!
・未経験歓迎!マーケター募集!
1ヶ月でエントリーを3倍にした5つの使い方とは?
基本的な使い方がわかったら、応用編です。
ここでは、1ヶ月のエントリー数が17人だった会社が、次の月には52人まで増やした使い方を紹介しましょう。
公開後は全力で「応援」
募集を公開したら、社員全員、全力で応援します。
社内一致団結で「応援」するのです。
とはいえ、wantedlyでいう応援とは「拡散」のこと。
それぞれの募集投稿にある「応援する」ボタンを押して、SNSで拡散します。
Twitter、Facebook、LINEなどのSNSを利用して、多くの人に募集投稿を届けましょう。
また、応援が多い募集は、タイムラインでの掲載が上位に上がりやすくなります。
いっぱい応援されてる募集って、人気者でなんだかイケてる感ありますよね。
とにかくいっぱい応援してもらって、多くの人にみてもらうことがwantedlyのコツです。
募集は毎週末
募集は、週に1回、木曜日か金曜日の夕方に出しています。
候補者は、中途採用での転職先を探している人が多いため、週末の夕方にサイトを見るからです。
木曜・金曜に募集を検索順位上位にあげておくことによって、多くのエントリーを獲得することができます。
社員紹介記事でミスマッチを防ぐ
月に1回投稿するフィードは、社員インタビューを出します。
どんな人が働いているのかを詳しく見せて、共感を煽ることによって、候補者の不安をなくすことができます。
インタビューは、最も必要としている職種の現場の社員を優先することで、より候補者に働くことをイメージさせ、効果的です。
【インタビューのコツ】
・その人ならではのエピソードを引き出す
・真面目すぎず、面白いエピソード、熱い話を盛り込む
・写真は最低3枚以上。旅行や飲み会風景の写真も入れることでパーソナリティーをイメージしやすくなります
また、社長が会社に対する熱い思いを語る記事も共感を得やすく効果的です。
社長インタビューでは、苦労話や会社を立ち上げた想いを語り、「会ってみたい」「一緒に働いてみたい」と思わせることが重要です。
社員のWantedlyスコアは40以上
メンバー登録された社員の個人プロフィールには、「Wantedlyスコア」というものがあります。
Wantedlyスコアとは、公開プロフィールの充実度を測るものです。
項目には、学歴や職歴、この先やってみたいことなどがあります。
社員インタビューと同様に、個人プロフィールを充実させることは、一緒に働く社員を可視化することができます。
Wantedlyスコアが40というのは、学歴・職歴・自己紹介欄・画像設定の基本的な情報が埋まっている状態です。
多くの社員を登録し、全員のWantedlyスコアを40以上にすることを目標としましょう。
また、プロフィール写真も社風をイメージする上で重要な要素となっています。
【プロフィール写真のポイント】
・1人で写っている
・柔らかい笑顔
・過度な加工がされていない
いわゆる「ベンチャー社員!!!」というかっこいい画像が理想です。
とはいえ、多くの社員を巻き込むのは、大変なことです。
そんな時は、ぜひ「スキル・特徴」欄を活用しましょう。
「スキル・特徴」欄には、その人が持ってるスキルや特徴に対し、投票することができます。
スキル・特徴はカスタマイズすることができるので、お互いに投票し合って社内交流の話題にすることもおすすめです。
候補者とのやりとりはフランクに
エントリーした候補者とは、Wantedly内でチャット形式でやりとりをします。
他の採用媒体では、メール形式が多いので、やりとりが気軽なこともWantedlyの魅力になっています。
候補者は、企業に興味を持ったら「話を聞きに行きたい」からエントリーをします。
気軽な気持ちからエントリーすることも多いので、こちら側もフランクにやりとりをしましょう。
エントリーがきて、いきなり選考フローの説明をすると、候補者はびっくりします。
まずは、オフィスに遊びにきてもらって、自社を詳しく知ってもらう機会を作ることから始めましょう。
Wantedlyでの採用活動は費用対効果がよい?(期間、金額、質、人数)
Wantedlyの効果的な使い方を説明し、ある程度Wantedlyの使い方のイメージができたことでしょう。
とはいえ本当にこれで採用に繋がるのか。
ここではWantedlyで新卒・中途ともに採用して社員を増やしている株式会社LOGZの効果を見ていきましょう。
採用人数の50%はwantedlyから
株式会社LOGZでは、全14人の社員(インターン含む)のうち、50%である7人の社員がWantedly経由で入社しています。
【入社した人が惹かれたポイント】
・「The Borderless World」というビジョンに強く共感した(トップページ・なぜやっているのか)
・成長できる環境だと思った(フィード)
・同業他社と比べて意義のある展開をしていると思った(どうやっているのか)
給与や条件ではない、会社の根幹の部分に共感して入社しているため、主体的に働いています。
採用コスト90%削減?!
大手採用媒体の掲載料はおよそ120万〜となっており、一般的に新卒の採用単価は80万円と言われています。
Wantedlyは1ヶ月3.5万円から掲載をすることができます。
株式会社LOGZでは1年間の運用で7人の採用に成功したので、単価は6万円となっており、90%以上のコストカットに成功しています。
効果がで始める期間
ウォンテッドリーでは、インタビュー記事や募集の数が増えれば増えるほど、会社についてよく知ってもらえるためエントリーが増えやすくなってきます。
だいたい3ヶ月ほど運用すると、効果が見えてきます。
まとめ
いかがだったでしょうか。
Wantedly は、使い方によってエントリー数に差が出てきます。
上手に使って、一緒に働く人いい人材を見つけましょう!