こんな失敗、面接でしてない?面接失敗あるあるを採用モンスターに聞いてみた!(仮)

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「面接官として自分は正しい面接ができているのかな?」

「面接ではどんな質問をしたらいいの?」

こんな悩みを持っている方いらっしゃいませんか?

今回は、採用モンスターおっしーこと、鴛海敬子さんに面接初心者が抑えるべきコツを教えてもらいました!

<聞き手=杉浦日向子 Twitterアカウント:https://twitter.com/ichimi_hnk>

面接でよくある失敗は何だろう?

よく企業から面接がうまくいかず、選考において何となく採用をしてしまっているという相談をよく受けるのですが、一次面接でよくある失敗ってどんなことがありますか?

杉浦

おっしーさん

よくありがちなのが面接で自分が話し過ぎてしまって、相手の話を聞けていないことですね。応募してくれたのが嬉しくて、会社のことを知ってもらおうと思ってつい話し過ぎてしまうんです(笑)だいたいそういう時って、自分としては「うまく話せたな」とは思うのですが、結局応募者がどんな人だったか覚えていないんですよね。
なるほど(笑)

杉浦

おっしーさん

あとは、合格者のよかったポイントが何となくで言語化が曖昧になってしまうことですね。
人と人なので、会うと相手に情が湧いて、話が盛り上がると、この人は良い人なのではと思ってしまうんです。大体話が盛り上がる人って、自分と似た人の可能性が高いですよね。なので選考を通過する人が自分と似た人ばかりになってしまって、本当に組織に必要な人材が取れないということが起こってしまいます。また、仲良くなりすぎると、何が良かったのか、懸念点は何なのかも分からなくなってしまいます。もちろん、盛り上がることも重要なのですが、冷静に判断することも重要です。そのために、会社の理念に合うのか、スキルセットは足りているのかなど、見るポイントを明確にしておくと良いです。

フルで時間をかけたはずなのに、合否が決められない…。

あとはどうでしょう?

杉浦

おっしーさん

表面的なことしか聞けず、本質的なところを聞けずに終わってしまうことも多々あります。1つの質問に対して一回答えを聞いただけで、満足してしまうんですよね。そんなことをしていると時間はフルに使ったはずなのに、その人の本質はわからないままで終わってしまうんです。
うわ…。それよくあります!どう改善したらよいですか?

杉浦

おっしーさん

これを改善するためにどうしたらいいかというと、応募者への質問を2つか3つに絞るんです。その場で質問をしようとするとあれもこれも聞いてしまいます。人は沈黙を怖がるので、何個も何個も質問してしまい、結局全部浅い回答しかもらえなくなってしまいます。なので会社が大事にしていることを聞く質問を用意し、なぜ、なぜで深掘りしていく方が面接の質が良くなります。これをすると、表面的なことしか聞けず、本質的なところを聞けずに終わってしまうのを回避できます。
おっしーさんでも最初の頃は面接で聞いてばかりだったんですか?

杉浦

おっしーさん

私もそうでした(笑)面接始めたての頃はアンケートを取る人みたいでしたね。

きちんと会社の魅力を伝える時間も用意しよう

ほかにもありがちな失敗ってありますか?

杉浦

おっしーさん

質問ばかりになってしまい、魅力を伝えることをせずに終わることですね。面接ではただ質問して回答をもらうだけではなく、他社ではなく自社を選んでもらえるように、会社の良いところも伝えなくてはなりません。バランスが大事です。
どうバランスを取ればいいのでしょう…。

杉浦

おっしーさん

面接全体の時間配分を決めてしまうのがいいです。仮に1時間の面接だと、最初の5分は自己紹介、45分は質問、残りの10分は会社の魅力を伝えたり、クロージングの時間に使うなどです。
ほかにもなにかよくある失敗ってありますか?

杉浦

おっしーさん

ほかには自分の実体験として、時間内に合否がつけれないということがよくありました。これは、ペルソナがまとまっておらず、ふわふわしているからなんですよね。ペルソナ設計がきちんとできていれば、合否の基準が明確になるので、合否がつけられないということがなくなります。
なるほど。ペルソナ設計も重要なんですね。

杉浦

おっしーさんにペルソナ設計の秘訣についてインタビューした記事もあるので、詳しく知りたい人はこちらもチェックしてみてください!

採用モンスターことおっしーさんにペルソナ設計の秘訣を聞いてみた!

面接って思ったより複雑なんですね。

杉浦

おっしーさん

はい、実は面接には多くの技術が要求されます。「なんとなく聞きたいことを聞く感じでいいよね」といった風潮が多くの会社にあり、特に面接の技術がない代表や現場担当者がなんとなく面接官をするパターンは多いです。ただこの状態はかなり危険で、求職者も面接官側も損する結果になることが大半です。現場でうまくいかず相談をしてくださる方のほとんどは、この状態になっていることが多いですね。なんとなくでやるのではなく、面接経験が豊富な人に教えてもらうことがいちばんの近道です。
面接のポイント
・見るポイントを明確にしておく。
・理想を掲げすぎず、地に足ついたペルソナを作成する
・ペルソナを作成する際には自社の社員にインタビューを行う
・ペルソナをもとに欲しい・欲しくない人物のキーワードを洗い出す

まとめ

今回は面接でよく起こる失敗例とその対策方法を採用のプロであるおっしーさんに聞いてみました!面接がうまくいかない、面接をもっと有意義な時間にしたいという人は、ぜひ参考にしてください!
また、おっしーさんと一緒に働きたい!おっしーさんにお仕事を頼みたいという方は以下の記事をご覧ください!

心が灼けるような空白を埋めるのは本気の副業しかない|鴛海敬子@採用モンスター|note